夏のお弁当レシピ:簡単でもグルメな料理レシピ

夏のお弁当レシピ(1:ポイントとコツ)

食中毒や体調管理に気をつけた夏場のお弁当コツとポイント

最近は温暖化のせい?もあって、5月ぐらいから10月ぐらいまで
食中毒や暑さに対する体調管理などに注意したい「夏場」ということになりますね。

この夏場にあたる時期は、ちゃんと調理した食べ物でも傷みやすいので、
特にお弁当なんかには細心の注意が必要ですね。

毎日ママが早起きして作る、かわいくて美味しそうにできたお弁当が、
暑さや湿気で傷んでしまったり、
はたまたそれでお腹をこわしちゃったりなんかしたら、
もうとっても残念なことですよね。

梅雨の時期は暑さに湿気が加わりますので食中毒への注意を怠ってはなりませんが、
気がゆるみがちなのが5月と10月頃です。
最近はもう10月どころか11月だってかなり気温が高くなる日もあるので、
この5月頃からの半年にわたる時期・夏場のお弁当作りは、
おかずなどが傷まないように、いろいろ注意しましょう。

ってことで、夏のお弁当づくりの気をつけたいポイントのご紹介。

★ポイント1

夏場のお弁当は偏らないようにすき間無くきっちり詰めること

特に小さな子や男の子たちは
お弁当の入ったカバンをぶんぶん振り回したりすることもあるので、
ゆったりとした詰め方のお弁当は、
おかずが混ざってしまったり、水分がしみちゃったりして、
傷みやすい状況になりやすいものです。
できるだけつまったお弁当にするためには、
カップやバランを適宜上手に使ったり、水気の少ない塩茹で野菜(ニンジン、ブロッコリーなど)でお弁当のすき間を埋めるようにして、
ちょっとぐらい振り回されても中身がずれたり混ざったりしないようにましょう。

★ポイント2

夏場のお弁当のおかずは特に中までしっかり火を通す

基本的なことですが~、これがやっぱり大事なことですね。
食中毒の原因は多くは大腸菌などの大量発生によるものです。
始めにきっちり熱を通して発生源をできるだけなくしておくことが、
作ってから何時間もたったあと食べるお弁当づくりの基本です。

よく冷ましてから詰める」、「和え物などはよく水気を切る」・・等も、
忘れずに注意しましょう。

初夏の頃や秋口でも、運動会やら遠足やらなどで、特別のお弁当を作ることもあります。
温度や湿気が高い日などで、食べるまでに数時間ある時などは、
ケーキ屋さんでケーキを買った時とかに入れてくれる
保冷剤を日頃冷凍庫で保管しておいて、
お弁当のフタの上に乗せたり、市販の抗菌シートなどを使うなどして、
注意しましょう。

夏のお弁当レシピ(2:ごはん編)

夏場の傷みやすさに注意したお弁当レシピ~ごはん編

なにはともあれ、とりあえずは、お弁当の主食材であるところの「ごはん」の夏場におけるコツとポイントの考察。

まずは、ご飯を炊くときに「こうしておくとかなり安心」のワザ。
それは、
防腐効果のある「梅干し」をお米をといだお釜に入れて、炊飯器のスイッチオン。
これだけで、かなりご飯が腐りにくくなりますし、
食べる人が、梅干し好きな子やパパならば、
炊きあがったご飯に、そのまま梅干しをつぶして混ぜ込めば、
ほんのり桜色の梅風味ごはんになり、
それをおむすびにしあげてもよろこんでくれるはずですよ。

但し、梅干しならなんでもいいというわけではなくって、
甘めのハチミツ入りや梅以外の味が付いたカツオ梅とかではなく、
昔ながらの、それなりに酸っぱいめの純粋な、
しそ梅がいいのです。

そして、ごはんをおむすびにする時は、
わずかな雑菌もつかないように
直接手で握るのではなく、ラップの中で握り
おむすびの中に入れるものも、あまり水気のないものにしましょう。
おかかの醤油和えなどの場合も、汁気をよく絞ってから使いましょうね。

また、炊き込みご飯は白ご飯に比べるとより傷みやすいので、
夏場のお弁当にするのは避けた方が無難かもしれません。
同じように、いなり寿司なんかも意外に腐りやすいのでご注意。
おいなりさんを作るのに使う酢には防腐効果があるのですが、
いかんせん、油揚げがくせ者です。

それでも夏場の後半、
遠足や運動会のお弁当用に、おいなりさんを作りたいときなどは、
お揚げの汁気をよーく絞って作りましょう。
その時、辛くない程度にお揚げの内側にワサビを少量塗っておくと、
ワサビの殺菌効果で腐敗が防げますよ。
お弁当の人気者、肉そぼろの三色弁当などの場合も、
しっかり煮汁を切って、夏場の食中毒に注意してくださいね。

夏のお弁当レシピ(その3:パン・サンドイッチ編)

夏場の傷みやすさに注意したお弁当レシピ~パン・サンドイッチ編

夏に限らず四季を通して、
手軽で食べやすいパンのお弁当は、子供達にもお父さんにも人気があります。
ただ特に夏場にはご注意
サンドイッチなどは、パンが水分を吸いやすいので、
どうしても傷みやすくなってしまいます。
そこで、ちょっとした工夫のご紹介。

★パンに水分をしみこませないようにガードする。
夏場のサンドイッチのお弁当づくりのポイントは、
とにかくパンに具材の水分が染みこまないように工夫すること。
つまり、パンの四隅にまできっちりとマーガリンやバターを塗り、
水分がパンに染みこまないようにガードします。
この時、ちょっとだけカラシも一緒に塗っておくと、
さらに防腐効果がある上、ぴりっと味がしまって、
特にお父さんには受けること間違いなし。

★サンドする具材は焼き物を中心にする。
そして、夏場の、
作ってから食べるまでの時間があくお弁当のサンドイッチに挟む具材は、
水気の多いレタスやトマトは雑菌が繁殖しやすいので避けて、
さっと焼いたハムとか、
中までしっかり固ゆでにしたゆで卵などを使いましょう。
卵焼きの場合も半熟オムレツのようなものではなく、しっかり焼いたもの

タンパク質系ばかりでなく、野菜系もやっぱり欲しいよねってときは、
水気の出にくいサラダ菜やカレー味のキャベツソテー、
細かく刻んだブロッコリーをツナや卵のペースト、
ポテトサラダなどの練り物系を具に混ぜると、
味も見た目もいい感じですよ。

★夏場のお手製カレーパンランチ弁当。
前の夜ごはんがカレーだったなら、
サンドイッチ用のパンにカレーの具を適量乗せて、
そのまま三角に折って、パンの端をフォークでギュギュッと押して隙間を詰めてから、少なめの油で両面を焼くか、オーブントースターで焼けば、
夏場のお手製カレーパンランチ弁当の出来上がりでーす。