テレビ万有時報vol.80
「13億人を乗せた巨大列車・・の巻」

中国のギョウザ問題、はっきりしたことはまだまだよく分からず、気になるとこ ろですね。この時期にこのタイミングとしては少しビミョウかな?と思いながら、 日本テレビが開局55年記念特別番組として制作した「大型ドキュメント 女た ちの中国」を拝見してみました(2/11放送)。 自ら『大型』と銘打っちゃうところがちょっと「・・ポリポリ」ですが、ドキュ メンタリーというほど重くはなく、暗すぎもせず、誰にでも入りやすい内容にな っていました。

娘・息子の結婚相手探しに奔走する親たちや、女性ではなくアニメやフィギアの 世界に埋没する男性たちの姿は、ほとんど日本の世相と変わらず苦笑い。 中国野菜の汚染を背景に、いちはやく有機野菜にこだわったレストラン経営など で22歳にして億万長者になり、気軽に超高級リムジンをチャーターしちゃう女 の子を見てると「お金持ちになった人間がやることは同じなのね・・」と、変な ところで感じ入ったり。

こういうのを見ていると変わったなぁと思い、誰もが自由を謳歌しているように も見える中国。でも今夏に迫った北京五輪・パラリンピックに向けて猛特訓する アスリートたちが、開催までの2年間は練習場であり宿舎でもある「中国障害者 オリンピック管理センター」から一歩も外には出られないと聞くと、やはり日本 とは事情がかなり違うようです。

それに、北京や上海などの都会では優雅で気ままな生活を送っている若者も多く、 気軽に同棲〜結婚〜気が合わないと早々に離婚〜という彼らの恋愛&結婚事情も 一見日本のそれと変わりませんが、その根底には人口増加抑制のために採られた 『一人っ子政策』の影がありありと見えてきます。この政策からすでに30年経 ち、一人っ子だからと甘やかされ大事にされてきた彼らがこれからどんな国を形 作っていくのか、考えるとちょっと怖いけど興味深いところです。

一端ではあるけれど、こうして今の中国を眺めていると何だかものすごく長大な 列車が凄い勢いでうごめいているように思えてきました。先頭車両に乗っている 人達は時代の空気を読むことに長け、その流れに乗ってさらに疾走していく。で も後続車両の人々はワケが分からないままに引きずられ、後ろになればなるほど そのパワーの反動も大きいのかな、と。同じ列車だけど、その車窓から見えてい る風景はまったく違うんでしょうね。 日本でも誰もが先頭車両に乗ろうとした時期があったし、みんな乗っているよう な気分になったこともありました。そういう意味では、中国も日本も関係なく、 世界はいつもそういう構造になっているのかもなぁ・・と、何だか感慨深い思い になりますし、みんな振り落とされないように何とか切り抜けていって欲しいと、 ガラにもなく人類愛?のようなモノを感じるあたくしでした。

この番組、夏と秋に第二弾、第三弾とあるそうなので、またぜひ拝見してみたい と思っております。



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