テレビ万有時報vol.76
「フクザツです。斎藤さん・・の巻」

2008冬ドラマは、なかなか面白そうなメンツですね。主役にオトナめの方々が多くて落ち着いた雰囲気だし、それに何故だか名前がらみのタイトルがいくつも。その中のひとつ「斎藤さん」(毎水22時〜、日テレ系で放送)は、タイトルだけでは全く想像がつきませんでしたが、考えようによっては「女王の教室」「ハケンの品格」の流れを組む『鉄の女』シリーズのような趣き(同じ日テレですしね)。

へぇ・・?ふぅーんと、意外と食い付いてしまったあたくしですが・・。息子の乱暴な振る舞いが原因で前の幼稚園で孤立してしまったことから、新しい町へ引っ越してきた若葉(ミムラ)の家族。引越早々、誰に&何に対しても『悪いことは悪い』と言ってしまうことから近所から疎まれている斎藤さん(観月ありさ)の存在を知る。

ご近所とも幼稚園でもここではうまくやりたいと何かと気を使う若葉、ほどなくママ仲間もできるが、周りにばかり気を取られ肝心の息子を見てないと斎藤さんから指摘されてしまう。おまけに好意的に見えたママ仲間も陰では自分の悪口を言っていると分かり、落ち込んでしまう。逆に斎藤さんの姿勢に次第に惹かれ始めるのだが、それを堂々と口にはできない。。

・・とまぁ、こんなようなお話なのですが、実はもの凄くムカムカしながら拝見しました(苦笑)。今度はうまくやっていきたいと思う気持ちはすごく分かるけど、でもどちらか言えば息子のためではなく自分のために、人の顔色を窺ってばかりいる若葉にムカっとし。ひとつひとつ正して行かなければ何も変わらないという斎藤さんの言葉には頷けるし、子供のために恥ずかしくない自分でいたいというのも立派だと思うけれど、「こんなことしてたらいつか死んじゃうよ」と思ったり。

理想は斎藤さんみたいに強く毅然としていたいけど、それはやはり『理想』であって『現実』には難しい。あんな風に何にでも食ってかかって行ってたら、ママグループのボス(高島礼子)の言うように「あなたの言ってることは正論だけど、逆恨みされたらどうするの?」と正直思っちゃう。

でも、そんなグラグラどっちつかずな自分にも実はかなりイライラしていたんだと気づき、今はとってもフクザツです。ただ、現実的にはああいう面倒そうなママグループとはつかず離れず、かといって自分や家族の身に直接ふりかかってきたコト以外は関わらないようにして、みんなバランス取ってうまくやってるんじゃないのかなぁという気もします。

まぁ、それではドラマになりませんけどね(笑)。普段はそーっと蓋をして仕舞い込んでる所を、グイグイと押されてるような痛いドラマですが・・いろいろ考えさせてくれそうです。



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