テレビ万有時報vol.65
「軽いけどシブい・・の巻」

この秋ドラマのお味見もほぼ終了。
中には「これはひどい・・」と呟いちゃうのもありましたが(どれかは想像してみてね)、頭二つ三つ出てたのは何かと話題の「ガリレオ」(毎月夜9時〜、フジテレビ系で放送)。

月9では「のだめカンタービレ」以来、久々にすんなり入り込めて素直に楽しめました。
皆様ご承知とは思いますが、変人天才物理学者・湯川(福山雅治)と新米女性刑事・薫(柴咲コウ)が不可思議な難事件を解決していく、軽快な和製Xファイルみたいな物語。
この湯川がまぁ、腹が立つほどカッコいい(笑)。
容姿端麗、頭脳明晰、しかもスポーツ万能。
でも、かなりの変人。

変態は困るけど、このやや風変わりってところがまた女子にはツボで、端正なお顔でエロトークもこなしちゃう普段の福山くんと通じる『落差』が魅力。
対する薫役の柴咲コウ嬢も飾りっ気がなくてぶっきらぼうという、いつもの彼女の定番キャラではあるけれど、その分安心して見ていられる感じ。

このメインのお二人以外のキャストも程良く納まってるし、毎回犯人役などで多彩なゲストが出てくるのもお楽しみだけど、最近のドラマには珍しく丁寧に作りこまれてるところに特に惹かれちゃいました。
例えば第一章では、犯人(唐沢寿明)の異常性が部屋の畳にも表されてたところ。
善良な一市民のように見せかけ、殺人は偶発的に起こったとミスリードされて行く刑事達とあたくし(笑)。

でも実際は、異様な執念で試行錯誤を繰り返し『成功』させたのだと湯川が実証してくれたけど、意に染まぬことがあると左足を強く踏みならす犯人がこの計画にかけた時間と執着心を、既にあのささくれだった畳が教えてくれてたんだわ・・。
第二章でも、幼い息子を使ってひと儲けしようとする困った父親が出てきたけど、かつては気概のあるジャーナリストだったということを色褪せた賞状が物語ってた。
今はうだつの上がらないエロライターみたいだけど、ここに至るまでいろいろあったのだろうなぁ・・と思わされます。

前者は善人ふうでいて実は冷徹な犯罪者、後者はダメ男のようで本質的にはまだ救いのありそうなタイプ。
どちらも短い何気ないショットなんだけど、ドラマの中の人物たちの人となりも伝わってくるし、その人生とか時間もちゃんと流れてて面白い。

いいよねー、こういう描き方。
これはやはり、原作が東野圭吾氏の小説というのが大きいんでしょうね。
原作を知っている人にとってはちょっと違和感や不満があるみたいだけど、未見のあたくしとしては充分に原作の面白さも感じながら、ドラマはドラマで楽しんでます。
実験のシーンなんかは映像じゃないと、この頭では多分理解できなさそーだし。

そういえば、これもキャストこのままで早々に映画化決定とか。
フジってちょっと当たったドラマみーんな映画にしちゃうもんね(苦笑)。
でも、これに限っては見てみたいかも。
2008年秋公開予定のようです。


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