テレビ万有時報vol.64
「”水平方向に難あり”なヒロインたち・・の巻」

先週から秋の新作ドラマが一斉にスタートしましたね。
今はまだいろいろ物色中なのだけど、とりあえず個人的にハマりつつあるのが海外ドラマ「アグリー・ベティ」(毎月夜11時〜、BS2で放送)。
賢くて働き者、性格もマジメで前向き。
だけど体はポッテリ、顔には度の強いメガネに、笑うと歯の矯正ブリッジがギラリ・・。
そんな容姿のせいでなかなか就職もままならなかったベティが、念願の出版社に採用されちゃった。
しかも配属先は『見た目が全て』のファッション誌の編集部で、仕事はオーナーの息子でもある若き編集長のアシスタント。
「何であんなダサくてブスな子がっ?!」と、みんなに意地悪されながらも懸命に仕事に取り組むベティ。
でも彼女が採用された理由は能力でも性格でもなく、そのイケてない容姿にあったのでした。
周りのコにすぐ手を出しちゃう女にだらしない息子(編集長)に、業を煮やしたオーナーが「あのコなら大丈夫」と独断で採用。
だけど息子は取り巻き連中と一緒に、露骨な嫌がらせを連発して彼女が自分から辞めると言い出すように仕向けるけど、彼女のアイデアに救われたりもして・・。
タイトルを直訳すれば「醜いベティ」と、恐ろしくストレート。
それと同じく周囲の彼女への態度もホント辛辣。
でもねぇ、その容赦の無さが悪くないというのか、誤魔化してない感じに説得力があるの。
日本でも器量の良くない女性が主人公のドラマはたまにあって、だけど大体変身して復讐するサスペンスっぽいのか、あるいはその主人公の内面に惹かれた男性とハッピーエンドみたいなホノボノしたのがほとんど。
メガネを外してヘアメイクとファッションを変えたらすごい美人にヘンシーン!なーんて手も、よくありますよね(笑)。
「いや人間は外見じゃなく、大事なのは中身だから」という表向きなお約束事がそういうゆるーい展開になっていくのだろうけど、外見がモノ言うことは幼稚園児だって知ってる時代。
良心的であろうとしたり、どこかに希望を残そうというのは分かるんだけど、「でも、これドラマだもんねー」と醒めた思いで見てたのも確か。
でもベティの場合、そういうシンデレラちっくなことは無さそうで(多分これからも)だからどうなって行くのかが、すごく気になるのかも。
あ、そーそ”水平方向に難あり”ってのは、英語でいわゆるおデブさんのことを言うらしい。
差別用語に敏感なアメリカだからこんな表現になってるみたいだけど、すごいこじつけと言うか、これもこれで何か失礼な感じ(苦笑)。
そう言えばおデブちゃん女子高生がダンスに恋にセーシュンしちゃうミュージカル映画「ヘアスプレー」も話題になったりして、最近少しずつ”水平方向に難あり”なヒロインが台頭してきてる気も。
何年後かには「太ってるのが可愛い」時代が到来したりして・・?!それをひっそり待ちませう。。



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