テレビ万有時報vol.62
「♪千の風と、生前チリ説・・の巻」

爆笑問題の二人が、毎回さまざまな分野の学者たちに会いに行く「爆笑問題のニッポンの教養」(毎火夜11時〜、NHK総合)。
以前から好きな番組でしたが、10/2放送の「File-11 生物が生物である理由(わけ)」を見てたら、いつの間にか全身がゾワゾワぁっと・・。
いろんなスイッチがバンバン入って興奮して、つい鳥肌が立っちゃったくらい面白かったです。
この日の訪問先は青山学院大学教授で、ベストセラー「生物と無生物のあいだ」の著者でもある分子生物学者の福岡伸一先生。
先生によれば、私達がモノを食べそれが体の隅々に行き渡ると→『体の細胞』の分子と『食べ物』の分子がそこで入れ替わり、遅い部分でも1年の間に全部入れ替わってしまうという。
だから、去年の自分と今年の自分は同じように見えても、分子レベルではすっかり別モノになってるということに。
ふぅーん・・いや待てよ、そうなると体の分子と食べ物の分子って同じなの?!と思ったところで、すかさず太田サンが聞いてくれました。
すると先生曰く、ミクロのレベルでは同じで、しかも地球全体の元素の量はほぼ一定でそれがグルグル循環し続けている。
だから同じ分子がある時には太田サンで、別のある時は田中サンになってるし、人以外の動植物、さらに無生物である車とかカメラとかにもなってたりする。
じゃあ、子供の頃「私、生まれる前は何だったの?」「チリだった」って言われたのも満更ウソではなかったし、「♪千の風になって」の歌詞もまた意味深く思えてくる。
でも、それなら自分って生命って何?と問えば、『ガァーっと流れている分子が地球環境で、ある一瞬寄り集まってその人やモノを形作っている』んだそうです。
さらにそこに<時間>を加味すれば、その一瞬は一度きりで二度と再現できない。
今はクローン技術で再生できると思われているけど、実は生命はどんな場合でも一回限り。
先生の言葉を借りれば『ある瞬間に展開した一回限りの物語として、生命は常にあるわけです』。
うぅーむ。。

何だかトンでもないこと聞いちゃったって感じ。
あまりにも壮大で深遠で、すぐには理解が追いついて行かないけど・・でもどこか晴れ晴れとしつつ、おごそかな気分にも。
ちょっとバカみたいだけど、苦手なあの人、いや蚊やゴキブリだって、もしかしたら以前は『自分』だったかもしれないと思うと何かみんな親戚みたいで(笑)。
それに改めて、この命は一回限りなんだと思うと、何だか全てが愛おしい気持ちになってきます。
この番組、普通なら近寄りがたいテーマにも目を向けさせてくれるし、太田サンが知ったかぶりせず、シロート目線で何でも聞いてくれるから教養番組なのに退屈させないところがいい。
この時も脱線しつつも面白い話がいっぱい聞けて全部書けないのがホント残念だけど、最後に「おおっ」と思わされた福岡先生のお言葉を・・『勉強しなきゃいけない理由、それは自由になるため』。
ある既成概念があって、それとは違う新しい見方・考え方をするには、新しい知識を得ないとダメ。
だから勉強して、古い凝り固まったモノから自由になろう。
・・こんなこと話してくれる大人が近くにいたら、子供も勉強好きになるのにね。



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