テレビ万有時報vol.60
「終始淡々が魅力・・の巻」

初めて見た時「この人たちは俳優かタレント?!」と思っちゃったぐらい、濃厚なキャラのデザイナー達が優勝目指して競い合う「プロジェクト・ランウェイ/NYデザイナーズバトル」(毎土深夜12時〜、WOWOW)。
日本では7月から始まった第2シーズンがいよいよ佳境を迎え、もうハラハラ&ワクワク♪『今は無名だけど、才能あるデザイナーを発掘する』ことを目的に、全米各地でオーディションを開催。
勝ち抜いてきた10数名がニューヨークに場所を移し、寝起きを共にしながら毎回与えられた課題で競作〜その都度トップと最下位が決定され、最下位の人はその場で脱落。
厳しい審査をクリアし続け最後まで生き残った優勝者には、ブランド立ち上げ資金として賞金10万ドル、米版ELLE誌での特集などの特典が与えられる。
ご当地アメリカでは大反響を呼び、エミー賞にもノミネートされたファッショナブルな勝ち抜き式リアリティ・ショー。
魅力はホントにいろいろあるんだけど、まずはやっぱり参加者たち。
キャラ祭りかと思えるほど、強烈な個性溢れる面々。
毎回作り出す作品もだけど、彼らの間で交わされるやりとりや制作の過程がすごくドラマチック。
人の仕事に何だかんだ文句ばっかりつけてて、自分の作品が間に合わなくて接着剤でくっつけちゃう人。
勝ち残るためなら何だってすると開き直る人もいれば、ひたすら寡黙に制作に没頭する人。
テーマはファッションなんだけど、『ライバルでありながら仲間』という微妙な関係が作り出す人間模様がスリリングで、へたな映画やドラマより面白い。
これは、かなりセンスある日本語吹き替えのおかげもあるかな。
あと全体的にムダを削ぎ落とした、シンプルな作りがとても良いの。
うるさいMCもいないし、わざとらしい効果音や引き延ばしもなく、あくまで淡々と進んで行く心地良さ。
日本のバラエティーみたいに過剰に演出するのでもなく、ドキュメンタリーほどの重苦しさもなく、まさにリアリティ・ショー。
日本でも似たような番組やコーナーがあったけど、『審査結果発表っ!』みたいなシーンだと力ずくで盛り上げちゃうもんね(笑)。
そーそ、その審査の総評が辛辣だけど的確で、これまた気持ちいいんです。
最近って『何でそうなったのか?』をきちんと説明してくれなくて、イラっと来ること多いけど、ここではいつも胸がすーっとします。
出される課題も『パーティーで自分が着てきた自慢の服を元に、新たなドレスをリメイクする』とか『生花を素材に、ガーデンパーティーに似合う服を作る』とか趣向を凝らしてて、特にファッションに興味がなくても充分に楽しめちゃう。
クスクス笑いながら、だんだんドギマギしていって、最後はちょっぴりしんみりしつつ不思議な爽快感も味わえちゃう、欲張りなあたくしにはぴったり・・?



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