テレビ万有時報vol.59
「ホラーより怖いです・・の巻」

ある日突然、会社から「貴方のしていた仕事は無くなるから、これから何をするか自分で考えるように」と言い渡されたら・・。
今ってどこを見ても楽しくないことばっかりだけど、さらに強烈なカウンターパンチ炸裂でした→「NHKスペシャル〜人事も経理も中国へ」(9/3放送)。
日本の製造業の生産拠点が中国などのアジアに移転したのに続き、現在はその波が人事や経理などのホワイトカラーにまで及んでいるというレポート。
番組ではある大手通販会社総務部の業務移管を巡り、社員の人達の混乱、会社との息詰まる攻防の結果、中国・大連での業務委託が始まるまでを追跡。
総務畑一筋で『ミスター総務』と呼ばれる58歳の男性社員は徹底抗戦の構えだったけど、中国から業務を請け負う若い女性担当者が研修にやってきたあたりから少しずつ変わり始める。
日本での新入社員からはなかなか感じられない、前向きさと素直さ。
仕事の飲み込みも早くて『こんな複雑な業務、できっこない』とタカを括ってたミスター総務もそれが思い込みだっと考え始め、そして自らもこのままではいけないと『個人情報保護士』の資格を取得〜新たな道を探し始める。
・・と、再生への希望を感じさせるエンディングではあったのだけど、今はすごくフクザツな気分。
企業が生き残りをかけてコストダウンを推し進めるのは分かります。
実際ここの総務で1時間当たり5500円かかっていたのが中国なら750円、実に86%のコストダウン。
それに最近の企業の不祥事など見ていると、漫然と仕事をこなしてきたツケが溜まりに溜まった結果とも思えるし、日本のホワイトカラーの生産性は先進国の中で最下位というデータにもちょっとショックでした。
今や先進国から途上国へのアウトソーシングは世界的な潮流で、言葉の壁に守られてきた日本もその例外ではいられなくなったという現実はよく分かったのだけど、でもねーこの先どうなって行くのかと考えるとやっぱり・・不安。
話題になった「ハケンの品格」はスーパー派遣のハルちゃんが正社員を越えちゃう活躍をして、正社員vs派遣みたいな構図もあったけどもう両者で揉めてる場合じゃない。
ライバルはもう『国内外にいる』と意識を変えないとダメみたい。
ただハルちゃんみたいに超人的なスキルがあったり、ミスター総務のように切り替えができれば良いけど、そんなうまく対応していける人ばかりじゃない。
この通販会社でも結局退職していく人が少なくなかったし、中国への引き継ぎに追われてる人に「どうするか考えたか?ただ一生懸命やってれば、うまく上の人が考えてくれると思ってるなら甘い」と、容赦ないお言葉。
ただマジメに働いてさえいれば会社にいられるという考えは、職種に関わらず、もうホントに通用しないみたい。
自分も真剣に気を引き締めなきゃと思わされました。
それにしても人事や経理、総務まで外に持ってっちゃって大丈夫なのかしらん?そのうち国ごと乗っ取られちゃったりして・・・ぞぞっ。



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