テレビ万有時報vol.52
「キワモノパワー炸裂・・の巻」

ドラマウォッチャーたちの間で、今、密やかに話題になっている「女帝」(毎金、テレビ朝日系)。
そしてみんな決まって口にするのが「なにゆえに加藤ローサが主役に?」という疑問。
別に可愛らしい若い女優ちゃんだと思うけど・・あたくしも同感です(笑)。
これまでは主人公のお友達か娘みたいなポジションで『当たり障りのない元気な女の子』って役柄がほとんどだった彼女。
それがまた、何でこのようなことに???熊本でスナックを経営する母と暮らしていた女子高生・彩香(加藤ローサ)。
でも店が地上げにあい、母もガンで他界。
人生を踏みにじられた彩香は男、お金、権力に復讐するために夜の世界へ入り、女を武器に『女帝』へとのし上がっていく・・というストーリー。
復讐系サクセスモノは単純に面白いし、キャスティングも豪華?と言えなくもない多彩な顔ぶれ。
マンガを見るような軽い気分で(実際原作もコミック)楽しめるかなぁと思ったら、のっけからものすんごくディープ。
退学することになった彩香に、「ボクのものになれっ」と迫る同級生男子・杉野。
揉み合ってるところを先生に見つかると、杉野は彩香の方が誘ったと嘘をつき、それを聞いた地元の実力者である杉野父が彩香に「このぉっ、腐れメス豚がぁぁっ!!」と言い放つ。
まさか夜のドラマでこんなセリフを聞くとは・・。
その後、大阪ミナミのクラブで働くことになった彩香を虐め倒すbPホステス・麗子を演じるのが、小沢真珠嬢。
目を剥いてエキセントリックに叫ぶお姿はあの「牡丹と薔薇」そのもの(ま、風貌やキャラからして普通の役は難しいとは思うけど)。
その麗子と「ミナミの妖怪」と呼ばれる上客・美濃村(泉谷しげる)を巡り火花を散らした彩香は、見事妖怪をゲットし彼に処女を捧げるのであった。。

・・と、万事こんな調子。
つまりぃ、昼ドラのドロドロとVシネマのコテコテを合わせた、コントと紙一重のようなキワモノドラマ。
時にあまりのお下品&チープさに唖然となり、登場人物たちの立ち居振る舞いを見てると「これって昭和の設定?」とも思える古色蒼然とした空気も醸し出してる。
でもねぇ、1回当たると同じようなドラマが続いちゃう今のドラマにはない、なぁーんだか妙なパワーが・・。
少なくとも「お目当ての○○が出てればいい♪」って手合いではないし、歯ごたえのない夏ドラマ群の中でテラテラぬめぬめと異彩を放ってる気はするの。
暑いと、ついあっさりサッパリしたものばかりになりがちだけど、たまにコッテリがっつり脂ぎったものを食べたくなるもの。
いよいよ夏本番、みなさま元気に乗り切りましょうね♪



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