テレビ万有時報vol.37

「松田聖子の功罪・・の巻」

結婚しても子供を産んでも、アイドルをやめなかった人。
どんなに叩かれても、自分のやりたいようにやってきた人。
45歳にして、未だに白いひらひらワンピやクルクルヘアが似合っちゃう人・・松田聖子。
そんな彼女を「NHKスペシャル」で特集するというので拝見してみました(4/9(月)放送)。
番組ではデビュー27年目を迎えた彼女の軌跡を辿りつつ、その姿勢が自立を目指してきた30代後半から40代の女性にとっての『理想』であり『道しるべ』だとして、だからこそ今も圧倒的に支持されていると分析。
一時猛烈なバッシングを受けたのも、まだマスコミが男社会で『女は控え目にしてた方が可愛い』という感覚が根強かったからで、それでも決して諦めたり妥協せずに自分のスタイルを貫いて来た彼女は、いわば女性の時代の象徴。
・・と、せーこちゃん、何だかとーってもエラい人になってました(笑)。
そういう見方はあると思うし、アイドルであり続けるために外からは見えないところですごく努力もして、時には大きな犠牲を払っても来たのだろうなぁとも思う。
また、陰であるいは後から「本当はこうしたかった、こう思ってた」と愚痴や言い訳するよりも、自分の意志をスパッと行動で示す彼女はホント小気味良かった。
・・かといって、そんな風に祭り上げちゃうのもどうなんでしょ・・?熱烈なファンにとって、確かに彼女は絶対的な存在。
深夜CDを聴きながら涙するバツイチキャリアの人、聖子&沙也加母子の初共演DVDを繰り返し見ながら自分の子育ては間違ってないと再確認する人。
そんな彼女たちにとって松田聖子という存在が、かけがえのない支えや励みになっているのは事実。
でもその一方で、『自分のやりたいことは何でもやっていいんだ』という、どこか免罪符のようになってる気もするんだなぁ。
「自分らしく生きること」と「欲望の赴くまま自己中に生きること」は似て非なるもの、とでも言いましょうか。
彼女のおかげで生きやすくなった女性はきっとたくさんいるんだろうけど、「ちゃっかり都合の良いところだけつまみ食い」っていう『困ったちゃん』が増えた面もあるのではないかと思います。
天下のNHKスペシャルとしては芸能人をただ取り上げるワケには行かないから、どうしても時代や社会と結びつけたかったのかなと思うけど、それならそれで女性の新時代を切り拓いてきた開拓者であると同時に、女性達のタガを一気に外した破壊者の一面もある・・そういう功罪両面を描いて欲しかった気がいたします。
とは言え、あたくしも熱烈ではないけどファンの一人。
ステージや撮影以外の普段の時は、彼女の爪が『ネイルアートのオバケ』じゃないのを見て、またちょっと好きになっちゃった。
こんな”素”の部分をもっと見たかったけど・・あ、それだと「情熱大陸」になっちゃうか・・(笑)。



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