テレビ万有時報vol.28
「ハルちゃんは怒ってます・・の巻」

冬ドラマもそろそろ中盤にさしかかり、皆様もご贔屓のものが定まった頃かと思います。
あたくしもたまにはドラマのことを書こうと、あちこちつまみ食いしてたのだけど、なぜか一度も欠かさずに拝見できたのは「ハケンの品格」のみ。
しょうがないので(こらこら・・)、これについて思ったことなどチラホラと。。

このドラマ、タイトルの付け方も結構ムリヤリですが、展開はもっと強引。
主人公は28の資格を持つという、時給3千円(最近さらに500円アップ)の特Aランクのスーパー派遣・大前春子。
契約の延長、残業・休日出勤は一切受けつけないのがモットーで、仕事はできるけど、協調性のカケラもない可愛げのねー女(笑)。
当然、派遣先の正社員からも大ヒンシュクを買うんだけど、毎回必ず起こるトラブルをその強力なスキルをもって解決しちゃう。
重機は操る、マグロは解体する、ロシア語はペラペラ・・。
語学はともかくとしても何でこんな資格持ってるのか・・いやそれより、毎回こんなマイナーな資格で会社の危機を救ってしまう・・その無茶苦茶な展開が凄いでちゅねー。
それに高熱でフラフラなのに他人のバイク奪って飛ばしたり、書類の判を貰いにズカズカ披露宴会場に入って行ったりと、やってることもかなり乱暴で非常識。
一見『冷徹・冷静なプロ』なんだけど、その実・・暴走系なハルちゃん。
いろーんな意味で現実離れした荒唐無稽なドラマなんですが、でも時々ね、ココロの奥をクイクイっとされるんです。
何でハルちゃんがこうなってしまったか、その謎はまだ解明されてないんだけどどうも昔、金融機関で正社員で働いていた頃、そこが破綻したらしい。
で、会社という組織に、不条理な世の中のシステムに失望して、派遣という割り切れる世界で「信じられるのは自分だけ」と頑なな人生を歩み始めたみたい。
だから仕事は完璧にこなすけど、めったに笑わないし、「飲み会なんて時間の無駄」「正社員は奴隷」と、もうメッタ切り(笑)。
・・ハルちゃんは怒ってるんだろうねぇ。
そして何かを諦めてもいるみたい。
本当に上昇志向の強い女なら、もっと計算高く動くはず。
ニコッと笑顔、お愛想のひとつも言って、裏で「バーカ」ってほくそ笑んでればいいのに、そしたらもっとラクチンなのに、そうはしない。
派遣=時間の切り売りという現実を、とことん体現してる。
派遣社員じゃなくても、「ハケン」という響きにビミョーなモノはみんなどこか感じてて、例え正社員だっていつどうなるかも分からない。
誰もがそこはかとなく感じてる不安・・。
だからハルちゃん見てると、「変な女」と思いながらもどこかシンパシーを感じちゃうのかなぁ。
スポンサーに派遣会社も加わってらっしゃるので、この世界の矛盾や問題をどこまで赤裸々に描くか難しいところではありますが、興味深く拝見しております。



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