テレビ万有時報vol.26
「真偽は別として、面白いモノは面白い・・・の巻」

去年からずっと見たいと思っていたドキュメンタリードラマ「9・11への道」(原題”the Pass to 9/11”)。
DVDに録っておいたのを一気に約5時間見て、今、ふぅーっとため息をついているところ(WOWOWで1/14に放送)。
これは、あの同時多発テロからちょうど5年後の2006年9月10〜11日の2日間に渡り、全米ABCネットワークで放映されたもので、放映前からクリントン前米大統領や民主党が激怒、放映後は内容の真偽を巡り全米で大論争が起きた・・という、いろんな意味で問題作だったのだけど。
感想は・・「とにかく圧倒されました」のひと言に尽きます。
『9.11独立調査委員会』の調査結果をベースに脚色も加えたと、予めことわりを入れてるので、結局真偽のほどは分からないのだけど・・よくまぁ、こんな膨大なエピソードをまとめあげたこと。
それに、テロリスト側の状況もそれなりに描いているところが、ちょっとぐっときます。
日本のドラマだと、出だしは思わせぶりな伏線が山盛りでドキドキさせるだけさせて、終わってみると「・・で、あれは何だったの?」みたいな忘れ物がいっぱいだったりするでしょ(苦笑)。
人の描き方も妙にウエットだったりするし。
そういう『こけおどし的』なものは無く、終始淡々と描きながら、気づくと緻密な積み上げが生む緊張感に包まれていて、不謹慎かもしれないけどドラマ作品としても相当面白く、あの「24」なんて吹っ飛んじゃうほど。
そう言えば、「24」で大統領の猛妻・シェリー役をやっていた女優さんがライス補佐官を演じてます。
どうしてもシェリーに見えちゃうから、このキャスティングだけは失敗だったかも(笑)。
で、もっと率直な感想としてはね、日本ってまだまだのんびりしてるなぁってこと。
不気味な事件はいろいろ起こってるし、国内も外交も問題は山積してるにはしてるけど、こういう切迫感・緊迫感ってないもんね。
今はほれ、あの『納豆ダイエット捏造問題』で大騒ぎだし、こんなにぼうっとしてると、今に世界から取り残されちゃうかもなあと心配になったりもして。
・・ところが、ご当地アメリカでも去年これが放送された時は、裏でやってたフットボール中継を見てた人の方がずっと多かったそうで・・。
つまり、国や国民性の違いではなく、どこにでも「のんびり族」はいるってことかしら。。



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