テレビ万有時報vol.24
「トフラー爺の未来予想図・・・の巻」

年頭ぐらいはちょっとマジメに2007年を考えてみようかと、DVDに録っておいた「未来への提言」なる番組を見てみました(BS1で1/3に放送)。
うへっ、やっぱ堅そう。
んんっ?でも・・・面白い。
25年前に「第三の波」という著書で『情報革命が起こり、社会はかつてないスピードで進化するだろう』と、今のような時代の到来を世界でいち早く予言した未来学者アルビン・トフラー氏。
『知の巨人』と言われ、新たな社会の有り様を世界の政府・企業に提言している・・なんて聞くと、そんな偉い人のお話についていけるかしらと思ったのだけど、本当に賢い方というのはやはり伝え方も巧い。
表現が率直で無駄が無く、でも物腰は柔らかいから、すごくリラックスして見られたけど、内容は奥深くとっても刺激的だった。
まず最初にキュッと掴まれたのは、こんなところ。
情報化社会の変革と言うと、どう便利になるか?経済はどうなるか?ということばかりになりがちだけど、トフラー爺(あえて、親愛を込めて)はそれが個々の人間関係をどう変え、さらにその変化が社会の枠組みや境界線をどう変容させていくかを読み解いていく。
ほら、学者とか評論家って結構「やりっぱなし」「言いっぱなし」でしょ(笑)。
頭脳は明晰でも、自分の研究や説が人々にどう影響を及ぼすか、まではあんまり考えて無さそうじゃない?大体、研究室や書斎に引きこもってそうだしね。
でもトフラー爺はフットワーク軽く、どこにでも出かけていき(秋葉原にも何度も出没してるらしい)、緻密な調査を基に冷静に分析しながらも、そこには常に人への視線があって、何かこう人類愛のようなものが感じられたの。
そして去年著した「富の未来」では、これからは『知識こそが明日の石油』であると提言。
そのためには時間・場所・空間の概念の変化を理解することが重要で、それが遅れているのが政府や官僚機構だとバッサリ。
さらに今後は「無償の働きが富を生む」とも。
これはちょっと分かりづらいんだけど、DIY〜自給自足でモノを作り出す『生産消費者』のパワーが増大するということで、まぁ早い話、自分でできることは自分でやってしまおう的なお話。
そうすることで大きな経済効果が生まれるというのよん。
例えばリナックスというOSは元々フィンランドの学生が作り、それを無料で公開したところ、世界中のプログラマーがボランティアで改良に参加。
今では広く普及したソフトになっている。
もっと身近なところで言うと、誰もが加筆修正できるネットのフリー百科事典「ウィキペディア」なんかもそうだよね。
個人的には「富」と言うよりは「豊かさ」に近い気がしたけど、暗い予測ばかりが溢れる中、何にしろ個人の自由な動きがこれまでの強張った世界に風を吹き込むことができる。
それは既に始まっているし、その気になれば誰でもやれる・・。
とにかくいっぱいパワーを頂いた気がしたんだけど、最後にトフラー爺が21世紀を紐解くキーワードとして放った言葉が「人間の再定義」。
ううっ、深すぎてくらっくら目眩がします・・。



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