テレビ万有時報vol.20
「そもそも向いてなかったり?・・・の巻」

クラシックのコンサートに行ったら近くに障害者の人がいて、その人の使ってる生命維持装置の音が気になってしょうがない。
さあ、あなたならどうしますか?という、かなりシビアな質問が「ETV ともに生きる〜今だから聞きたい!障害者が社会に伝えられること」という番組で飛び交ってました。
「結構大胆なこと聞いちゃうんだ」と思いつつ、しばし拝見。
司会者の人は会場の健常者の人達に次々とこう尋ねるけど、ほとんどの人は「気にはなるけど・・仕方がないと思います」という当たり障りのないお答え。
「いや、そうかなぁ?だってクラシックだからチケット代も高いんだよ?」と、何とか『本音』を引き出そうとする司会者。
でもそこには障害者の人も沢山いて、実際にコンサートでクレームを言われた障害者当事者の人もいて・・・。
この番組や「日本の、これから」など、最近のNHKは長時間の討論番組が増えてきております。
民放ではなかなか扱いにくいテーマなども積極的に取り上げていく姿勢はNHKならではと思うし、問題提議のためのビデオレポートも考えさせられることが多いのだけど、肝心の討論の中身が・・薄い。
ほとんどの場合、パネラーや会場にいる一般参加者に二者択一の設問を投げかけ、そこから討論を深めていくやり方だけど、その設問そのものがあまりに漠然としているか、さもなくば紋切型。
だから答える方は、その設問自体に引っ掛かってしまって、なかなか議論が広がっていかない(12/9放送の「日本の〜」でも、設問が変だとみんなからブーブー言われてました)。
そういう意味では、冒頭の『コンサート問題』はかなりストレートで思い切った投げかけではあるけど、あんな状況で聞かれて本音を言えるはずもなく・・。
その一方、障害者の人達の主張は全般的に明快。
待っていてもダメ、声に出して訴えて行かないと、ということなのでしょう。
その後この問題に関して、ある別の障害者の人が「コンサートも聴けて、こういうこと(生命維持装置をつけないと生きていけない人がいる事)も知ることができて、得をしたと考えればいい」という主旨の発言をして、そこから討論に火がつくか?と思ったけど特に異を唱える人もいなくて、そのまま場は収束。。

こういう問題はまだまだ『おっかなびっくり』で、デリケート。
だから、討論というよりは一方的に意見を拝聴するような形になってしまいがち。
これを打破するには、局アナ以外の司会進行の起用や、パネラー・参加者を厳選して絞り込む等々、いろいろ試行錯誤する必要があるかも。
いや、と言うより・・ここまで書いておいて何だけど、そもそも日本人って討論に向いてなかったりして・・(笑)。



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