テレビ万有時報vol.19
「見えちゃってます・・・の巻」

キモかわに、ダサかわに、エロかわ・・と果てしなく拡大&増殖していく『かわいいワールド』。
人だろうとモノだろうと事象だろうと、何見ても何食べても何聞いても、もう何でも大抵のことはこれでコト足りちゃう世の中でございます。
『何でも「かわいい」で済ますなよなあ』と思うけれど、何にしても今や「かわいい」は最大且つ最強の褒め言葉。
こう言われて怒る女性は(最近は男性も?)まず、いません。
その「かわいい」が乱れ飛ぶのが「グータンヌーボ」。
江角マキコ、優香、内田恭子の3人のMCが毎週交代で女性ゲスト2人と3時間を共にし、その会話や行動などから『知られざる女性の生態を覗き見る』という番組だけど、中でも最初の顔合わせのシーンが個人的にはいちばんの注目ポイント。
順々に待ち合わせの店に時間差をつけて現れる女性たち、やがて3人の女性が揃った時、必ずと言っていいほど出てくるのが「かわいい」という言葉。
まず誰かがそう言う。
すると、言われた人が「○○ちゃんこそ、かわいいーっ」と返し、もう一人もそれに同調。
今度はその人が最初の二人から「○○さんもかわいー」と合唱され、ひとしきり3人が交互に「かわいい」の応酬。
うーん、むず痒い。
ぽりぽり・・このシーンを見るとね、いつも犬の「腹見せ」を思い出します。
ワンコがお散歩途中で、見知らぬワンコに遭遇。
一瞬の沈黙が訪れる。
ドキドキ・・高まる緊張感。
ホントはお尻の臭いを嗅ぎたい、でもいきなりそんなことしたら嫌われて噛まれるかもしれない・・ドギマギ・・どうしよう・・そうだっ、お腹を見せようっ、ゴロンっ、みたいな(笑)。
正確に言えば、服従のしるしである犬の「腹見せ」とはちょっと違うんだけど、とりあえず緊張緩和ってゆーか危険回避ってゆーか、それには「かわいい」がとっても便利らしい。
但し、ずっと見続けてると、それが「本気でそう思って自然に出た場合」と「とりあえず言っとけ」みたいな時との違いが、だーんだん分かってくる。
それと、江角嬢だけは「かわいい」をむやみに多用しない。
絶対に使わないわけじゃなく、多分年齢的なこともあるのだろうけど、自分の言葉・表現で話してる感じが好ましい(江角さん・・以前は頑なな感じが苦手だったんだけど、これでちょっと変わりました)。
自分から語ったり見せたりする『意外な一面』、それをまた念押しするように頻繁に出てくるスーパー(発言を文字にしたヤツね)。
それよりも、無意識な振る舞いや表情、視線からじわっと滲み出てきてしまう「その人らしさ」。
ニコニコして「かわいー」なんて言ってても、見えちゃう時は見えちゃう。
・・きゃあっ、怖い、でも・・面白いです。



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