テレビ万有時報vol.18
「金太郎飴みたい・・・の巻」

先週のニュースやワイドショーは、「いじめ問題」と「崖っぷち犬」ばっかり。
今に始まったことではないけど、どうしていつもこう「右にならえっ!」になってしまうのかホントに不可解。
犬は大好きだし助かったのも良かったけど、生中継までやる必要がどこにあるのか、さっぱり分からない。
そういえば・・いつだったか『大根の大ちゃん』騒動なんてのもあったっけ。
この時もアスファルトの歩道から生えてきた大根を根性があるだの健気だのとテレビが大騒ぎするものだから、何者かがへし折ってしまいまたまた大騒動。
折られた部分はその町のお役所の人がつきっきりで再生を試みるもうまく行かず、挙げ句はどこかの研究所に依頼してクローン栽培までしちゃってた。
クローンのその後のことは知らないけど、大根が生えていた場所は「大ちゃんアスファルト」って記念碑みたいに整備され、「大ちゃんクッキー」なるお土産物まで製作、絵本にもなったという。
うーん・・どこかヘン。
いや、もの凄くヘン。
煽ったテレビもテレビなら、それに乗っかっちゃった町のフィーバーぶりも何とも大人げない。
崖っぷち犬も大根の大ちゃんも確かに「ちょっといいお話」ではあるけど、本来はその地元の人が静かに対処したり、見守ったりすればいい程度のこと。
ことさらにテレビで派手に取り上げたりするから、あらぬ方向に転がっていく。
崖っぷち犬は引き取り希望者が殺到し、来年1月の譲渡会まで特別に保護されるとのこと。
この子だけに関しては『テレビのおかげで命拾いし、里親も見つかった』ということになるのだろうけど、それ以外の野良犬や既に保護センターに収容されている犬、これから連れて来られる犬等、何千何万という犬達の運命は変わらない。
取り上げるべきはそういう状況じゃないの?と、多分多くの人が頭の片隅で思っているのに、殆どの番組はそこにはあまり踏み込まない。
いじめ問題の取り上げ方にしても違和感を感じる。
真剣に討論したり現場の先生達の話を聞くのはいいけれど、どれも大体「いじめに遭った芸能人の激白」があり、最後に「子どもたちへ」みたいなメッセージが流れる。
それはそれで真面目に発言したり、メッセージも真摯に書かれたものだとは思うけど「死なないで」と言って、それが届くのだろうか。
そもそも死まで考えるほど追い詰められている子ども当事者が、そういう番組を見ているのだろうか?と考えてしまう。
何を取り上げるのか、情報の何を知らせ何を控えるべきなのか。
どういう姿勢で取捨選択をし、優先順位を決めているのか。
どこを見ても金太郎飴みたいな画面からは、なかなか伝わってこない。
生中継見て喜んだ視聴者って、そんなに多くないと思うけどな。。



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