テレビ万有時報vol.133
「ビターなタラレバドラマ・・・の巻」

ここのところ、改編前の特番オンパレード。また今期は終了を迎える番組も多く、 その最終回SPも目立ちました。テレビ界の恒例行事のようなものだけど相変わ らず3時間、4時間等の長丁場が多くて、もうタイトルを見るだけでお腹ポンポ ン。「こんなに長くて、一度もチャンネルを変えることなく、最初から最後まで 見る人っているのかなぁ?」なんて思いつつ、この2週間あまりいくつかの番組 をチェックしていましたが、その中で飽きることなく楽しめたのが「世界ウルル ン滞在記 さよなら大感謝スペシャル」(TBS系 9/14放送)。

タラレバ、鱈レバー?いえいえ、そうではなく「もしあの時こうしていタラ?」 「あっちを選んでいレバ・・」という、仮定の話に使われる『たられば』。単に 言葉のことだけでなく、後になってあれこれ思ってもどうにもならない=意味が ない、ということの代名詞のようにも使われてますよね(「このタラレバ人間が っ」とかね)。確かにもうどうにもならないことを、いつまでもクヨクヨ悔いた り嘆いてみたところで状況は変わらないのですが、不可能と分かっていてもつい そう思ってしまうのがまた人間というものであり。。

そんな現実では有り得ない『たられば』の世界を描いているのが、ドラマ「リセ ット」(毎週木夜11時58分〜、日本テレビ系)。恋愛、就職、結婚など様々な場面 で深い後悔を抱くことになった人間の前に、アンリという男が現れ後悔の原因に なった時点まで戻らせてくれると言う。それも今の記憶を持ったままだから、同 じ間違いやトラブルは避けられる。「決めるのはキミ、さあどうする?」と言わ れ、ホントなの?と半信半疑ながらYESを選択すると・・本当に戻りたいとこ ろへタイムワープ。

最初は誰もがこれで再出発できる、運命が変わるとホッとしたり喜んだりするの だけど、新たな人生になればなったでまた違う悩みや問題が出現。今度はリセッ トしたことを悔やみ始めると、再びアンリが現れ「もう一度だけならリセットさ せてあげられるけど・・どうする?」と聞いてくる。但し、この時戻れるのは初 めにリセットを決めた時点まで(つまり後悔の原因になった時をA、それをチャ ラにした時をB、今をCとすると、Bの時点までしか戻れない)。

みんな最初の時は割とすんなりYESを選択したのに、この2度目の時は結構悩 む。それは自分がリセットしたことで、他の人の人生も変えてしまったから。で も迷いつつも再リセットする人の方が多く、で、そうしたことで事態はさらに悪 くなることがほとんど。一方、2度目を断った人には『この運命を受け入れてい く』みたいな潔さが漂うのだけど、かといって幸せになったかと言えば必ずしも そうでもなく・・。そこが何ともやるせないけど、でも有り得ない事が起きてハ ッピーエンドじゃね、罪作りなだけで面白くも何ともありませんもんね(笑)。

結局多少いじくってみたところで、人生はそうそう思い通りになるものではない。 だからと言って自暴自棄にならず、運命を受け入れつつも人生の目的も見失わな いでいることが大切・・みたいなことになるのでしょうか。ま、至極当たり前な 事といえばそうなのですが、普遍的教訓として改めて胸に刻んでおきませう。。

余談ですが・・このドラマを見ていると「バタフライ・エフェクト」という映画 を思い出します。これも主人公が良かれと思って過去のちょっとしたことを変え るのだけど、それが残酷でとんでもない事態を引き起こし何度も何度も人生をや り直す。でも思うようになるどころか、やり直すほどに破滅に近づいていく・・ みたいなお話(結末はナイショ)。見ていると息苦しくなってくるような緊迫感 溢れる映画でしたが、もしかしたらこれをお手本にしたのかも?このドラマのフ ァンの方なら、ぜひオススメしたい映画です(パート2もありますよん)。




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