テレビ万有時報vol.13
「疲れる、でも気になる・・の巻」

見る前は、いつも少ぉし気が重い。
でも何か気になって見ずにはいられないし、見始めるとズズズっと引き込まれていくのが・・ドラマ「僕の歩く道」。
「僕道」シリーズ最終章ということで楽しみにしていたのだけど、最初に自閉症の青年が主人公と知った時、正直なところちょっと退いてしまった。
何故なら自閉症に限ったことではなく、こういう設定→難病とか、何か特別な状況にある人を描いたものが苦手だから。
何て言えばいいのか・・そういうシチュエーションという時点で、どこかズルイ気がしてしまう。
何となく『その他大勢』が簡単に口出しするのを許さないような雰囲気が漂っていて、こちらとしてはただただ受け身にならざるを得ないような気がしてしまうから。
もちろん自閉症が『特別な状況』なのかどうか、そこはまた様々な考え方があるとは思うけど、少なくともあたくしにとっては身近なテーマでは無かったし・・。
ところが、主人公のテルを演じる草なぎくんが、やっぱり巧いのである。
いや巧いとか下手とか言うより、視線、表情、動き方・・もうテルという人そのものにしか思えないほど溶け込んじゃってて、卑怯なほどである(笑)。
力でグイグイ押してくる重厚な演技派というのではなく、いつのまにかストンとそこに『居』て、変な気負いを感じさせない。
ホントに不思議な人。
その草なぎくんというかテルというか、とにかく『彼』を見ていて、以前日テレで自閉症児を描いた「光とともに・・」を見た時の何とも言えないザワザワ感を思い出す。
あの時「とりあえず今はこうなったけど、でも大人になったらどうなるんだろう・・?」という思いが残ったはずなのに、そういえばすっかり忘れていた。
薄情かもしれないけど、自分も含めて当事者外の人間にとっては、そんなものだろうとも思う。
だからそういう忘れん坊もいるので、こういうテーマを扱うなら「その後」「その後のその後」を時期を置きながら定期的に見せてくれないと、ね。
局は違うけど、今回はちょうど良い頃合いかもしれない。
気重で苦手なテーマなのに変わりはないけど、草なぎマジックにまんまとしてやられながら、しばしこの世界に浸るのは間違いなさそうです。。



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