テレビ万有時報vol.115
「日本製テロドラマって・・・の巻」

高校生天才ハッカーが、最凶のウイルステロ組織に立ち向かう・・ふむふむ、い かにもイマドキなシチュエーション。原作は連載中のマンガで、放送は夜7時か らかぁ。ってことは、やっぱ10代のお子ちゃま向けかしらん??

・・等々思いつつ、ちょこっと様子見のつもりで拝見した「ブラッディ・マンデ ィ」(初回のみ夜7時からの2時間SPで、通常は毎土夜7:56〜、TBS系)。

のっけからのキスシーンに続き、教え子に迫る変態教師、ロシアの教会での凄惨 なウイルステロと、この時間帯にしてはショッキングでハードな場面が続くのだ けど、同時にちょっと照れ笑いもしてしまうあたくし。日本のこういう実写モノ って、ハリウッドものと比べるとどうしても板についてない感があるのよね。そ して捜査に乗り出す警察庁の秘密部隊「サードアイ」の登場で、ノックアウト!

だってサードアイ、もうまーんま「24 TWENTY FOUR」のCTUみたいなんだも ん。指揮官がガラス越しにフロアを見下ろすあの建物の作りも、クセのありそな 捜査官たちも、その中にテロ組織からのスパイもゴロゴロいそうで、それぞれ怪 しげな行動を取るのもまるでデジャブ? なので「やっぱり様子見で終わっちゃうかなぁ」と思っていたのですが、気づい たら・・あら?まぁ?まるっとしっかり2時間見てました。。ハハハ。。

どーしてこんなことになったのか言い訳してみますと(笑)、まず主人公の天才 ハッカー・藤丸役の三浦春馬くんがね、良いんです。見た目もだけど、演技が暑 苦しくなくて、良い意味で軽く、涼しげに演じてます。

他の登場人物やストーリー全体がいわく有りげで深刻そうで、かえってそれが嘘 っぽく、ちゃっちくなりそうなところを彼がうまく中和してると言ったら褒めす ぎかしらん。それと、さんざんケチつけておいて何ですが、2時間という長さの 割には中だるみもなくテンポの良い運びでした。初回で早くも恐ろしいウイルス がまかれて犠牲者続出?!と思わせて、それが偽物のウイルス、つまり偽装テロ だったというオチも意外性があったし、だけど最後は本物のウイルスを送りつけ られたらしい女性が出てきて、正直もう続きが気になっちゃってねー(苦笑)。

ただ、それでも何か喉に引っ掛かってる感じで、それを探って行ってみると『日 本でテロ』って設定自体が難しいのかなぁと思えてきました。「24」などテロ をテーマにした作品が注目されるのは「有り得ないことじゃない」から。特に9 ・11以降、その危険性がリアルなものとなったアメリカでは、例え娯楽作品で あっても抱えてる重みが違う気がする。もちろん日本だってテロの恐れは皆無で はないけど、アメリカほどの緊迫感はないし、それより今は「見知らぬ誰かに刺 される」恐怖心の方が強かったりするし・・。

フィクションと割り切ってただ楽しめばいいのかなとも思うのですが、でも、ど こかに躊躇うモノもあって・・悩ましいところです。

余談:最近テロをテーマにした「キングダム/見えざる敵」(07年、米)という映 画を拝見。息苦しくなるほどの緊張感で・・これを見ちゃったせいもあるかも?




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