テレビ万有時報vol.108
「珍しく大人味です・・・の巻」

いつも夏ドラマってツマラナイ率が高いけど、今年は特にそんな感じ。気合いが 入ってないというのか「夏はどーせみんな出かけちゃうしさぁ、それに今年は北 京五輪もあるからなー」なんて言ってそうな気がします。ま、そのお気持ちも、 ちょっとは分かりますけどね(苦笑)。

また夏という季節柄なのか、この時期学校モノや若いコをテーマにしたものが多 いけど、肝心の彼らは夏休みでそれどころじゃないと思うし、いったい誰に見て もらおうと思っているのか・・謎です。

いくら女性のライフスタイルが変わったとはいえ、ドラマ好きと言えばやっぱり 3〜40代を中心とした女性。だけど、夏のノリだけでは目の肥えた彼女たちを 惹き付けるのは難しいだろうなぁ・・と思っていたところ、評判になっているド ラマがありました。「四つの嘘」(毎週木夜9時〜、テレビ朝日系)。ノーマーク だったあたくしは2回目からの視聴なのですが、ホント、なかなか面白いです。

高校時代、同級生だった4人の女性〜そのうちの1人が海外で思わぬ死を遂げた ことから41歳になり3人が再会。それぞれまったく違う道を歩んでいた3人の 人生が、20数年経った今になり絡み合っていく・・というお話。まず、永作博 美、寺島しのぶ、高島礼子、羽田美智子(彼女はすぐ死んじゃいますが)・・と、 1人で主役を張れるような女優陣が揃っているのがとっても贅沢。脇も野際陽子、 渡辺いっけい、中村トオル(チラッとですが)・・といった演技力のある方々が 固めていて、ちょっとした映画並みのキャスティングも魅力なのですが、多分最 も惹かれるのは見てる方も汗ばんできちゃいそうな生々しさ。

設定が海外ドラマの「デスパレートな妻たち」にダブる部分もあって、デス妻の 日本バージョンか?みたいなイメージもあったけれど、このじんわり湿度が高い 感じはやっぱり日本独特(笑)。かといって、ねっとりコッテリばかりしてるの ではなく、ブラックな笑いやサスペンス的要素もあったりして、なかなか複雑な 味わいを醸し出しています。

また、詩文(永作博美)、満希子(寺島しのぶ)、ネリ(高島礼子)の3人は、 それぞれクセのある女たち。彼女たちを見ていると「うわぁ、ヤな女」とイラっ とくることも多いけど、でもセツナイなぁと思ったりもして、そしてふと自分の 女友達を思い出したり、時に自分と似た部分を感じたり、もう気持があっちこっ ち動いて大忙し。

女友達への感情って「好きだけど嫌い」だったり、「憧れは妬み」に通じたり、 「同情しつつも優越感」を感じたり・・と実に複雑怪奇で、そこがきっちり描か れているから、このドラマにも嫌悪感と共感が入り混じったモノを感じつつ、離 れられないのでせうか・・。 少し秋めいては来たけれど、まだまだ暑い日も続きます。女性向けドラマですが、 涼しくなりたい、あるいは女の不可解さにお悩みの男性諸氏にもオススメです。 ふふふ。。。



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