テレビ万有時報vol.107
「せっかくの感動が・・・の巻」

開幕前から何かと騒がしかった北京オリンピックも、もうすぐ終了。普段さほど スポーツに興味のないあたくしも、始まってみれば結構夢中。毎朝その日のプロ グラムをチェックまでしたりして、にわかスポーツ好き&愛国者と化してたっぷ り堪能させて頂きました。我ながらミーハーだと思いますが、オリンピックって やっぱり理屈抜きに面白いし、トクベツな高揚感がありますよねー。

それにしても4年毎の開催って、考えてみると結構絶妙なローテーション。アス リートの方たちにとって2年後のことならまだ描きやすい面もあるけれど、4年 となると体力・体型の変化も大きいだろうし、それ以上にその間気力を持続し続 けるのは本当に大変なこと。それを思うから、見る側にも勝ち負けの一喜一憂以 上に、より深く胸に沁みてくるものがあるんでしょうね。 今回もめざましい成長を見せた選手、残酷だけれどピークは過ぎたと感じさせる 選手もいらして、4年という時間の重みをひしひしと感じさせてくれました。

その一方で「もぉ、相変わらずだなぁ」と思うのがオリンピック関連番組。全部 が全部ではありませんが、もうちょっと落ち着いてやってもらえないかしらん。 息を詰めて真剣に見入ってる時に、騒々しい絶叫の連呼。ムダに熱いというのか、 盛り上がってた気分が逆に冷めちゃいそうです。そうかと思えば、競技や試合が 終わりひと息ついた選手に馴れ馴れしい態度、ぞんざいな口調でするインタビュ ー(って言うより、雑談?)。あまりの失礼さに、時々暴れそうになりました。

だいたい芸能人がキャスターや応援団みたいなことをする必要って、あるのかな ぁ?話慣れていない選手の緊張感を解きほぐし、素顔を引き出す?まぁ一理ある かもしれないけど、そういう場が好きな選手もいれば苦手な選手もいるし、中に は精魂尽き果ててそっとしておいて欲しい人だっているはず。そもそも、選手の 方たちはそのスポーツで自分を表現しているのだから、基本的に言葉で語る必要 はないのでは。いや、もちろんあたくしだって興味はあります。でも各局の現地 スタジオをハシゴさせられ、何度も同じようなことを聞かれてる姿を見ると申し 訳ないような気分。スポンサーがらみの義理やしがらみもあるのだろうし、こっ ちは出てあっちは出ないってのはマズイだろうから、それならもう試合後の代表 インタビューだけで充分という気がします。

それと元選手で解説者になっている方の言葉には「なるほど」と思わされること もあるけれど、ルールもよく知らないようなアナウンサーやレポーターがしたり 顔でする『解説もどき』にも、時々イライラっときちゃいます。なので、いつだ ったかフジテレビのオリンピックキャスターの古田敦也さんが、何度か言い間違 えた隣席の女性アナに「ルーティーンじゃなく『ルーティン』ですよ」と静かに、 でもビシッと注意してたのは胸がすっとしちゃいました(大人ね♪古田さん)。

テクニックも精神面でも4年毎に成長し、成熟し、やがては去っていくアスリー トたち。ロンドン五輪では番組も、そんな重みを感じさせてくれるといいですね。



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