テレビ万有時報vol.101
「植物的。だけど・・・の巻」

普段見たいと思う番組は、とりあえずDVDに録るあたくし。録ってあると何だ か安心しちゃうのか、テレビの周りはそんなDVDが山積みなのですが・・その 中からかねてから気になっていた「久米宏・経済スペシャル”新ニッポン人”現 る!」を引っ張り出し、やっと拝見しました(6/1、テレビ東京系で放送)。 これがなかなか刺激的で興味深い内容だったので、遅ればせながらご報告。

新ニッポン人とは『お金を使わない20代の若者』という、番組が位置づけた人 々のことで、その独特の思考・消費傾向などを紹介していました。 その特徴としては・・まず、ホントにお金を使わない(貯金する)。お酒を飲ま ない(合コンで人気なのは、牛乳に生クリーム浮かべたドリンクだそーです)。 車は要らない。ギャンブルもしない。面倒だから海外旅行も行かない。出かける よりもお家にいる方が好き・・等々。ううっ、一体何を楽しみに生きてるのっ? と、両肩を持ってぶるんぶるん揺すぶりたくなるほどストイックな彼ら。

人は本当にさまざまだからみんながみんなこうだとは思わないし、今だって「フ ァッションや車が命っ!」って人も当然います。それに、未だにこうやって世代 で輪切りにして一緒くたに論じるやり方そのものが、あまり意味を持たなくなっ てる気もします。がっ、それでも、消費に対する感覚は確実にそれまでとは変わ ってきてるかも?と思わされました。

お金の使い方も遊び方も暮らし方も、良く言えば堅実。でも、反面ものすごくち んまりとまとまっていて、行動範囲にしても人間関係にしてもごく狭いエリアで コト足りてしまう彼らは、何だかとても植物的。

いちばん驚いたのは、彼らにとって『お金を使うことそのものがそれほど魅力的 でなくなって来ている』らしいということ。やせ我慢などではなく、本当にモノ は要らないようだし、欲望全体が薄れてきているような感じで、そんな意味でも 動物的ではなく、ひっそりと呼吸する植物のように思えたのでした。

ただ彼らがこうなってきたのには、やはり『未来が描けない』ってことも関係し てるのでしょうねぇ。年金もアテにならないし、環境も激変してる。自分の明日 が見えないのだから、恋愛はしても結婚や子供を持つことには消極的で、モノも 売れないし、少子化は進む一方。。 ・・と、妄想含みながら、かなり悲観的になってしまいそうになりますが、かと いってこのまま小さく小さく収束していくとも思えないんですよね。

植物って結構強いし、自分は動かなくても虫や鳥に種子を運ばせる高等テクも持 ってるし(笑)、必要最低限のものだけで生き延びてきた逞しさがあります。地 球の資源を貪欲に消費し続けてきた時代は終わり、模索しながら次なる世界へシ フトしつつあるのかもしれませんね。 ちなみに、今我が家のベランダではオーシャンブルー(朝顔の一種)の蔓が四方 八方に伸びまくり、支柱からはみ出して所在なげに互いに絡み合ってすんごい状 態ですが、それでもきれいなブルーの花を咲かせています。もっと長い支柱があ れば、より遠くまでズンズン伸びるかも・・。




送料無料商品一覧

0;MENUに戻る
1;前
3;次

(C)2012 ちぃ