テレビ万有時報vol.9
「粘着リダイヤル王・イマイ記者が行くっ・・の巻」

これだけ報道されていても、振り込め詐欺の被害が一向に減らないというのが、ずぅーっと不思議で仕方がありませんでした。
でも・・ある日、身に憶えのない請求ハガキが届いたとする。
使った記憶が無いのだから放っておけばいいのだけど、頭の隅をチラッと不安がよぎる。
もしかしたらうっかり有料サイトに入り込んだかもしれない?家族とか友人とかが知らない間に使ったかもしれない・・?差出人は一見マトモそうな会社名だし、後で面倒な事になってもイヤだからとりあえず確認してみようかと電話したら最後っ、恐怖のアリ地獄にズブズブと・・。
ご存じの方も多いとは思うけれど、イマイさんは日テレの報道記者。
電話ひとつで、架空請求業者→いわゆる振り込め詐欺の犯罪集団を追い詰めていく名物記者さん。
その最新取材記録も含めた特番「報道特捜プロジェクト・イマイが暴く架空請求スペシャル”テメエ!絶対ぶち殺してやる”」(9/25放送)は、期待を上回る大傑作でございました。
イマイ記者は視聴者に届いたハガキの連絡先に、まず電話をする。
気弱そうに、でもその分誠実そうに「イマイと申します」ときちんと名乗る相手に、悪徳業者は『絶好のカモ』が引っ掛かったとほくそ笑む。
でも、最初は簡単にお金が取れると思ったカモ・イマイさんは、落ちるどころか通信記録などをきっちり調べ上げては連絡をし続けてくる。
決して声を荒げたりはせず、あくまで丁重に何度も何度も、切っても切っても電話し続けてくる。
そうこうするうちに「厄介なヤツに引っ掛かった?!」と気づく悪徳業者たち、でも時既に遅く、もうイマイさんからは逃げられない・・(笑)。
そして最後には架空請求であることを認めさせ、「こういうことはやめられた方がいいと思うんです」と忠告し、実際にやめる業者もいたりする。
改心・・とは行かないまでも、凄い成果。
それも電話ひとつで、会話だけでそこまで持っていく「無血革命」のような爽快感も感じさせられます。
絵的にはほとんど後ろ姿で(一応危ないので顔は出してません)リダイヤルをし続けるイマイ記者、音声は延々と悪徳業者とのやりとりが流れるのみと、いたって地味なのだけど、そこから伝わってくる情報は質・量共にかなり優れている。
大立ち回りなんて無くても、多額な取材費などかけなくても電話ひとつと、信念ある記者がいればここまでできる。
こういうのこそ、テレビ報道のなせる技だなあと、深く感じ入っております。



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