テレビ万有時報vol.6
「休日にココロのお散歩・・の巻」

最近日曜の朝は、「新日曜美術館」を見ております。
この時間帯、他局はその週の話題を総ざらえする情報番組か政治系の討論番組が多いのだけど、最近はどれも似たり寄ったりだし、内容も何だか気が滅入っちゃうしね・・。
そんな中、世の中がいくらザワめいていようと関係なく、美術三昧に明け暮れる小一時間。
結構良いものでございます。
この番組、以前の「日曜美術館」も含めるとかれこれ30年以上になるご長寿番組。
毎回その時の企画にちなんだゲストを招き、古今東西の芸術家などを特集しています。
筆者は一応美大出身者なのですが、思うに・・美術は他の芸術に比べると、どうしてもどこか取っつきにくい。
余程強烈なインパクトのある作品はともかくとして、ぼやぁっとした花や風景画とか、意味不明な図形を羅列しただけにしか見えない平面とか、やたらに大きなだけの立体など「うーん・・どこが面白いんだろう。
何が伝えたいんだろう。。」と悩ませられる。

感受性の貧困?ま、それもあるわね(苦笑)。
よく「分からなければ分からないでいい。
心で感じたままでいいのだ」と言う人もいて、そりゃまぁそうなのだけど、でもそこに少し情報が入ると美術の世界はググッと広がる。
どんな時代背景で作られたのか、その時作者がどんな境遇にいたのか。
そんなことを知るだけで作品に血が通ってくるような、遠かった作者が身近に感じられるような気がしてくるから不思議(近頃話題の中国現代美術も、生気のない人物画はそれだけで充分衝撃的だけど、その作者が文化大革命で家族を失っていたと知ると、無気味さの向こうに怒りや哀しみも見えて来たり・・)。
「新日曜美術館」は普段なら通り過ぎてしまうような作品にも、興味の扉を開けてくれる手頃な水先案内人。
日常の喧噪から、いっとき離れるのも心地良いものです。
また番組の終わりの15分間は「アート・シーン」として各地で開催中の美術イベントの紹介もあるので、実際にお出かけしてもいいしね。
・・ところで、日曜にやる美術番組だから「新日曜美術館」。
いかにもNHKらしいシンプル且つヒネリのないタイトル。
個人的にはこういう素っ気なさは嫌いではありませんが、もう少し多くの方がソノ気になるタイトルでもよろしいかと思います。
あ、それに、ハイビジョンでの再放送も含めて3回も放送してるのに、番組のサイトが無いのは・・何故っ?



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